扶養・年収の壁・控除をわかりやすく解説
大学生になると、アルバイトや副業などで初めて自分でお金を稼ぐ機会が増えます。そのとき必ず気になるのが 「扶養はいくらまで?」「103万円の壁って何?」「税金はどれくらいかかるの?」 といった疑問です。
でも大丈夫。この記事では、大学生でもスッと理解できるように、税金の仕組みをやさしく丁寧に解説します!
1. そもそも「税金」って何があるの?
大学生のアルバイトに関係する税金は主に2つだけです。
■ ① 所得税 バイトの給与から源泉徴収される国の税金
■ ② 住民税 あなたが住む市区町村に払う税金
難しそうに見えるけれど、仕組み自体はとてもシンプルです。
所得(稼いだ金額)から、一定の金額(控除)を引いた残りに税金がかかるだけ。
2. 「103万円の壁」とは?
→ 親の扶養の“税金上の条件”に関係している
「103万円の壁」は、有名だけど誤解も多いワードです。
結論:年間の給与収入が「103万円以下」であれば、所得税がかからず、親の“税金上の扶養”も外れない
● 103万円の内訳
- 給与所得控除:55万円
- 基礎控除:48万円
合計 103万円
つまり、年収103万円以下なら所得税がゼロ。
● 注意:103万を超えてもすぐ大損はしない
親の税金が少し増えるだけで、あなた自身が「大きく損をする」わけではありません。
3. 「130万円の壁」とは?
→ 健康保険・年金の扶養の壁(税金とは全く別!)
こちらも混同されがちですが、「130万円の壁」は 社会保険の扶養 の話。
● 年収130万円以上
→ 親の健康保険・年金の扶養から外れ、自分で国民年金+国民健康保険に加入する必要あり
● 年収130万円未満
→ 親の扶養のまま(保険料の支払いなし)
多くの大学生は、
バイト先の労働時間が少なければ社会保険の加入義務はないため、130万円を意識する場面は少ない のが現状です。
4. 「年収の壁」はいくつもある!
大学生に関係する“壁”をまとめるとこうなります。
| 壁 | 内容 |
|---|---|
| 103万円の壁 | 所得税がかからないライン/親の税金上の扶養 |
| 106万円の壁 | 大企業で働く学生バイトに関係する社会保険加入のライン(条件あり) |
| 130万円の壁 | 親の社会保険の扶養のライン |
| 150万円の壁(配偶者特別控除) | これは主に既婚者向けで学生はあまり関係なし |
この記事では学生に関係が大きい 103万・130万 を中心に扱っています。
5. NISAの利益は扶養に影響する?
→ しません!(非課税だから)
NISA口座で得た利益は 非課税扱い のため、
あなたの所得としてカウントされません。
NISAの利益100万円 + アルバイト収入50万円 → 扶養には問題なし。
6. 副業(アフィリエイト等)はどう扱われる?
アフィリエイトやSNS収益などの“雑所得”についてはルールが違います。
● 本業:学生(給与なし)
年間20万円以下の雑所得 → 確定申告は不要
● バイトをしている学生
給与+副業の合計所得が20万円超 → 確定申告が必要
7. 大学生は「扶養から外れる=損する」は誤解
よくある誤解ですが、
扶養を外れたら生活ができなくなる
税金がめちゃくちゃ高くなる
こうした心配は不要です。
- 所得税は超過した分だけ少し増えるだけ
- 扶養を外れても、あなた自身の税金負担は小さい
- 社会保険も、多くの学生は加入要件に該当しない
むしろ、扶養を恐れて働き方を制限する方が機会損失です。
8. まとめ
大学生が知っておくべきポイントは次の5つ。
- 税金の壁には「税金の扶養」と「社会保険の扶養」がある
- 103万円以下なら所得税ゼロ
- 130万円の壁は健康保険・年金の話
- NISAの利益は扶養に影響なし
- 副業の雑所得は20万円以下なら申告不要



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